メモ:5度目のボラバス。陸前高田で草の根を掘る
ボラバス5回目。陸前高田4回目。
レーベン号サポーターズグループで作成した缶バッジが完成したとのことで、出発前に2号者リーダーの中野さんからリピーターに配布いただく。

缶バッジは陸前高田のボランティアセンターに寄付された模様。1個300円で販売され売上はすべてボラセンの運営費になる。(どうやら即日完売して追加オーダーがあったらしい。すごい!)
明け方、長者原SAで、朝日を受けるメッセージだらけのレーベン2号車。

このバス、サービスエリアやボラセンなど至る所で注目の的になっている。さまざまな手書きのメッセージを乗せた、移動するメディアと言えるかも。
今回も行くまで作業内容は未定。マッチングの結果は、米崎町というところで元は田んぼだったところの草刈りとのこと。スコップ20本、カマ15本を積んで作業地へ。
草刈りになぜスコップ?と思ったがその疑問は現地でたちどころに解ける。草が強力に根を張っていてスコップじゃないと立ち打ちできないところがところどころにあるのだった。
穴あき剣スコップを手に、ぼうぼうに伸びた雑草に立ち向かう。ぶっとい茎の雑草の根元を何度も突っついて根こそぎ掘り返す。草刈じゃなく、草掘り。5分で腰がずーんと重くなる。このままじゃヤバいと思い、グッと腰を落として足で体重を支えるようにしたところ、これが正解。腰は楽になった。2日たった今も太もものウラ、ハムストリングは筋肉痛になっているが、腰痛に比べたらなんてことはない。
レーベンさんが手配してくださったお昼を防波堤の上に登って海を見ながら頂いた。キラキラ光る海面がほんとうに美しい。空も秋空の気配。美しい日だった。

津波の被害を受けて荒寥とした土地のところどころにヒマワリが咲いていた。

午後の休憩中にちっちゃなアマガエルを見つけた。コオロギがたくさんいたという話も聞いた。同行している木村さんがFacebookでこんなふうにコメントされている。
人間以外の生き物は、とっくに自分たちのペースを取り戻しているようでした。
僕ら人間の思惑など全く意に介さず、自然はひと足早く新しい環境に適応しているのかもしれない。そういえば、帰宅したら息子が夏休みの宿題で育てていたホウセンカが花をつけていた。それを見て再びヒマワリとアマガエルのことを思い出す。
帰路、いつものように陸前高田の中心地を通った。積み上がるばかりで放置されていた瓦礫の山に重機が入り、ダンプカーがこれを運んでいるのを見かけた。盆前にはなかった光景だ。気仙沼でもまったく片付いていなかったところに重機が入っているのを見た。ようやく、ようやく動き始めたのか、という思いがよぎる。
今回も作業できた時間はほんのわずかだった。少しでも助けになっているとよいのだが。
次は9月の後半に参加の予定。また、少しだけできることをやってきます。
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