さまざま
Up one levelブログをはじめます
ciel-serein.jp 内にウェブログを設置することにしました。
各種オープンソースソフトウェアの利用の際に経験したことや、Plone研究会での活動に関すること、お手伝いをしているNPO法人ちょうふどっとこむでの活動などについて記録していこうと思います。
ところで、ウェブログのモジュールは、Plone2.1で稼動するCOREBlog2というプロダクトです。
Plone2.1が導入されていれば、本当に簡単にはじめることができます。
設定のインターフェースがとてもわかりやすく、ストレスなく設置することができました。
すばらしいですね。:-)
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「はたらく」ということば
昨日知人からこんなことを聞きました。
「働くということばの語源は、『はた』を『らく』にすることなんですよ。」
『はた』とは、自分のはた、自分のそば、まわりにいる人たちのことです。
働くって素敵な言葉なんですね。
恥ずかしながら、まったく知りませんでした。
言葉の成り立ちが、私たち日本人の古来の仕事観をあらわしていると思います。
すなわち、働くことの本質とは、まわりの人が楽になるように活動することである、ということです。
今は、あたかも夢はすべてお金に換算できるかのような風潮があり、ともすれば何のために働くのか、見失ってしまいがちな時代だと思います。
そんな今だからこそ、この言葉の原点に立ち返ることが必要なのではないかと思います。
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100ドルノートPC
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/05/news022.html
より。
以前、ちらっとGoogleがPCを作る、という話を耳にしたことがありました。
そのときには、大変楽しみなプロジェクトだな、とは思いましたが、Googleが単なるビジネス目的で進めているものと思っていました。
この記事によれば「100ドルPC」のプロジェクトは
OLPCは人道的プロジェクトであり、ノートPC販売プロジェクトではない。Google、Red Hat、AMD、Marvel、Nortel、Brightstar、国連などがパートナーとして参加している。
とのことであり、このことはまったく知りませんでした。
もしも本当にこの価格で実現できるのであれば画期的なことで、パソコンが高価なためにネットへの入り口を閉ざされていた一定数の人々にそれが開放される、ということになるのだと思います。本当に情報を必要としている人のところに、必要な情報がたどりつく可能性が少し高まるということです。
ネグロポンテ氏は、ノートPCのコストの50%は販売、マーケティング、流通の費用だと指摘した。OLPCはそのようなコストはかけない。またノートPCのコストの25%はWindowsのライセンス料だ。OLPCはLinuxを採用する。
「これまでのソフトと互換性のないPCなんて売れない」という既存メーカーの既成概念を超えたところで、オープンソースソフト+「ネットのあちら側」を軸にビジネスを成立させようとするアプローチはとても「21世紀的」だな、と感じました。
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Norton Internet Securityという名の悪夢
セキュリティ製品アップデートのいちユースケース
Windowsマシンに入っているNorton Internet Securityの「更新期限」があと数日になってしまった。起動時にアップデートキーの購入を促される。
仕方がないのでオンラインストアに行くと、「製品の更新はもうできないので、新しい製品を購入せよ」と指示される。どうやら、2年以上は継続できないらしい。
仕方がないので、新しい製品をクレジットカードで購入する。
仕方がないので、面倒な手順を経て製品をダウンロードし、サイトに記載の手順に従って、インストールを実行してみる。
すると、「インストールするには現在のバージョンを削除して、再起動してください」と促される。
仕方がないので、プログラムの追加と削除で削除をする。
すると、「削除ではなく変更から実施してください」と言われる
仕方がないので、「変更」からアンインストールを行う。
しばらくすると、「セキュリティで保護されていない」ことを知らせるダイアログが「常に手前に」出るようになる。OKを押す。後ろのグラフが進まない。これを何度も繰り返し、ようやくこのダイアログの後ろに検疫されたファイルを削除するかどうかを問うアラートのダイアログが出ていることに気がつく。
仕方がないので、はいを選んで進める。
十数分後、ようやくアンインストールが終わり、再起動を促される。
仕方がないので、WIndowsを再起動する。
「更新のインストール」を忠実に実施するうちに、いつのまにかWindowsの再起動は私にとっては一大事になってしまった。再起動だけでゆうに10分はかかる。しかも、再起動直後にNorton Internet Securityを有効にしないと、さきほどと同様のダイアログがずっと出続けることになる。
さきほどダウンロードした製品のインストールにとりかかる。
そして現在インストール中。
このような作業ほど、人を疲弊させることはないと思います。
なぜ疲弊してしまうのか。
人が主体となってシステムを利用しているのではなく、人がシステムに合わせた作業を強制されている、と感じさせる仕組みとなっているためだと思います。
私ははじめ、更新キーの入手なら、10分程度で済むだろう、と思い、作業を開始しました。しかしシステムが提示する「次の行動の指示」は私の予想を裏切るものばかりで、しかも中断をすることが難しい内容のものばかりでした。
あらかじめ、このような事態(すでに1時間が経過している)が予想されることを更新期限のアラートの時点か、少なくとも購入専用のページでユーザーに知らせるべきではないでしょうか。
セキュリティ製品を取り扱うということは、安全を売るということだと思います。そして、安全に関わることだから、様々なウイルスに対応することが第一で、そこにかかるコストは大変なものだと思います。しかし、ソフトウェアは裏の仕組みや機能が優れているだけではよい製品とはいえないと思います。
それに、現在提供されている製品が「本当に必要な機能」だけを絞り込んで提供しているかというと、必ずしもそうではないと思います。
ソフトウェアが、ユーザーに対してどのような態度で対話するのか、という部分で、Symantec社は一層の努力が必要なのではないでしょうか。
ようやくインストールが終わったようで、システムが再起動されました。今度は、ひたすら製品の更新を続けています。
すでに1時間30分以上が経過しています。もしあらかじめわかっていれば、こんな作業を朝の貴重な時間には絶対にやらなかったでしょう。
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5/24 ハーモニー・アイのセミナー
すっかり長いこと更新を怠ってしまいました。一度書かないクセがついてしまうとダメですね。
さて、久しぶりの更新は、セミナーのお知らせです。
来る5月24日、NPO法人ハーモニー・アイさんの主催する『実体験で学ぶ!ユーザーを裏切らないアクセシブルなWebサイトを知る連続講座』で講師のお手伝いをさせていただきます。
開催概要の詳細はハーモニー・アイさんのサイトをご覧下さい。
当日の内容を少しお伝えします。
現在、ハーモニー・アイ会員のみなさんを中心に、視覚障害のある方とシニアの方に「これは使いやすい!」と思うサイトをピックアップしていただく、という作業が行われています。当日は、こうしてピックアップされたサイトのどんなところが良いのか、そして、どんなことに気を使って作成されているからよいのか、ページの中を詳細に分析してご紹介する予定です。
高いアクセシビリティを実現している優良サイトの秘密を知ることができるはず。まだどんなサイトが出てくるか決まっていないので、私も楽しみにしています。
当日はもうひとつ別トピックとして、アクセシブルなサイトにするためにはサイト制作のどんな段階で何をやるべきか、ということにについて、経験ベースでお話しようと思います。
興味のある方はぜひご参加ください。
どうぞよろしくお願いします。
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開発合宿に参加しました
はじめての開発合宿所感。(1日ですが)
先週末、CMSコミュニケーションズさんの開発合宿に参加しました。
とは言っても、翌日朝から用事があったので、土曜日、日帰りでの参加です。
初めての経験でどうなることかと思っていましたが、大変楽しく、有意義に過ごすことができました。
どんなところが良かったかというと、
- 集中できる。ひとりでやってたらあそこまでググっと入り込めないと思います。
- モチベーションが維持できる。独特の「何かつくるぞ感」がただよってるのがいいです。
- 頭の整理ができる。新しいことを知ったその場で「これってこんなんなってるんだよ~」とか「これ、こんなふうにしたらいいと思うんだけど」と話せるのがとてもいいです。間違ってたらその場で修正できるというのはよい。
今回の合宿は個人のスキルアップがテーマということで、個別に課題を持って参加しました。
私は「Apolloを使って半日で何か作る」を課題にすることにしたのですが、Hello World的なごくごく簡単なアプリを作ることができました。
- Apolloは Adobe AIR に名前が変わっていた。
- FLEXBuilder がなくても、Actionscriptを知らなくても, HTML+Javascriptでアプリが作れる
- Aptana + AIR plugin の開発環境でやると楽に作れる
といったことがわかりました。これだけでも半日と考えるとかなりの収穫。
機会があればぜひまた参加したいと思います。
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アカデミーヒルズ のイベントと六本木ライブラリー
昨日、六本木ヒルズにあるアカデミーヒルズのイベント、「ギャザリングイベント2007」というものに参加しました。
六本木ライブラリーのメンバーである荻澤ウェブプランニングの荻澤さんの同伴者として入場。ヒルズアカデミーつながりの異業種交流会、という趣のイベント自体は自分にはちょっと場違いな気分でしたが、いろいろな「サークル」の方々の発表は面白かったです。
国領にあるあくろすの市民活動支援センターで行われているようなことが、六本木ヒルズでも行われているのだなあ、とまるでそんな感じを受けました。おそらく、「アカデミー」の主旨は市民活動支援センターのそれとは大きく異なるはずなので、ごく一部を見てそう感じているだけなのだと思いますが。
イベント終了後に荻澤さんにライブラリーを案内していただきました。間接照明で落ち着いた雰囲気のだだっぴろいカフェと本屋が一緒になったようなところです。「ここはしゃべっちゃいけない」という部屋もありました。
総じて言えば、「巨大なジュンク堂書店」。一日ここにいていろんな本をあさり読みしてたら楽しいだろうなあ、と思います。
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せんがわ劇場オープニングイベントに行ってきました
昨日、調布市せんがわ劇場のオープニングイベントに行ってきました。
調布市地域情報化コンソーシアムとの協業で、昨年調布市せんがわ劇場のサイト立ち上げのお手伝いをさせていただきました。その関係で、招待券をいただいており、運良く参加することができました。
劇場を設計した安藤忠雄氏と演出家の蜷川幸雄氏(仙川にある桐朋学園芸術短期大学学長)、そしてせんがわ劇場芸術監督のペーター・ゲスナー氏による対談がメインのイベント。正直言って、アカデミックな方向になって退屈するのでは、と恐れていたのですが全くそんなことはありませんでした。
なかでも、安藤忠雄氏が単独で話された基調講演がとてもよかったです。
実際に生で話しを聞くのは初めてで、大変気さくに語られる様子にそれまで勝手に抱いていた「大先生」のイメージが全く覆されました。平たく言うと、「おもろいオッサン」(ごめんなさい)なのでビックリ。でも話しのあちこちにさりげなくクリエイティブな視点の鋭さを感じさせる言葉(何かを作るというときに、どのように考えて対峙するべきなのか、とか私たちは何のために作るのか、とか...そんなことを感じさせる言葉です)がちりばめられていて、凄さを垣間見た気がします。
(イベント終了後、著書を購入しました。こちらのエントリ「安藤忠雄「連戦連敗」を購入。ただし、著者サイン入り。」に書きました)
トークイベントでは、3氏がそれぞれ言葉は違えど、私たちの生きる時代に強い危機感を持っていることが伝わってきました。中でも、デジタルなコミュニケーションが全盛となり、生の(ライブな)コミュニケーションが失われることから様々な問題が生まれている、ということを異口同音に指摘されていたのが印象的でした。
ライブなコミュニケーションが前提となる劇場は、そんな問題を取り除くためのひとつの装置となりえると私も思います。せんがわ劇場がその役割を担い、順調に発展できるよう、応援していきたいと思います。
午後からは、劇場のこけら落としにも行きました。
こけら落としの中で使用するビデオの制作をお手伝いした関係で、ブースから見学させて頂きました。
このビデオは、元々はせんがわ劇場サイトに掲載するために作ったものを編集したものです。
オフィスマカロニの中村さんに撮影・編集をお願いし、音楽は久しぶりに自作しました。
「せんがわ劇場とは」というページの「ビデオツアー」からご覧頂けますので、よかったら見てみて下さい。
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